珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

出会い vol’1

僕のカメラ歴は短い。ふと、写真っていいなと思い、都内の写真学校に三カ月ほど通ったのが2007年、まだ28歳の頃。マップカメラで買った初一眼レフ、Nikon FM2で写真のイロハを学んだ。ただ、元々理論的なことを飲み込むのに時間がかかるタイプであることも手伝って、その後写真を趣味にするには至らず。今思えば、何回現像してもイメージ通りの写真が生まれず、楽しいと思えなかったのが一番の原因だろう。その後、初のデジ一眼 Nikon D90には全くハマれず2年あまりで売却。2013年に、初の富士フイルム高級コンデジ X10を購入し「あ、俺これでいいや」とちょっぴりスナップ熱が盛り返すも、やはり常用する程ではなかった。

 

きっかけは2015年12月、ちょっとプライベートがしんどかった時期、もう何かを買って何かをやって発散するしかなかった頃 笑 当時どう行き着いたのか全く記憶にないのだが、大晦日にはX-Pro1が手元にあった 笑 覚えているのは、新宿のヨドバシで初めて見たPro1がめちゃくちゃカッコよく見えたこと。なんじゃこの弁当箱みたいなフォルムは?前から見たら真っ黒じゃんか!カッコエエ〜!と、他のカメラには目もくれなかった。その後某価格サイトで、今更Pro1てどうなの?と質問(そういうところは一応気にする)。とりあえず、使いづらいがめちゃめちゃ真面目なカメラだということがわかった瞬間ポチッていた…(覚えてないと言いながら覚えてました)

 

そこからはもう、とにかく写真が楽しくて仕方がなくなった。このご時世に、こんなにフィルムらしい画作りに拘ったカメラがあるとは知らなかったし、何よりとにかく良く撮れた。Pro1は私の生活を変えてくれたし、一番辛い時の救いでもあった。絶対に手放せないカメラになったのだった。

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※買った当日に撮った今は亡き愛猫のワンショット。こんな写真が初日に撮れたら、ハマらないわけがない。