珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

XF10購入!

はい、買ってしまいましたXF10。正直、発売が発表された当初は全く興味がなくて、その理由がX70にはあった軍艦部のコテコテ感を排してしまったこと。また、SNS受けを狙ったような広告からはミーハー感を感じ、中級者を満足させるには足らない機種だろうと考えたからだ。

 

が、そこは元々のスナップ好き。やはりカメラは常に持ち歩きたいし、それが理由でE3とXF27mmF2.8を購入したものの、やはりポケットに入るものではないので、普段仕事鞄に入れていてもなかなか取り出せない。そういった理由から、一度見てみるかと家電量販店へ。

 

正直、見る前からこれはなんか買ってしまうんじゃないか感は感じていた 笑 だって、外観は悪くなさそうだし、ポケットに入ることはわかっているし、それでいてフィルムシミュレーションが使えることがわかっているんだから。ただ、実機に触れてみると、これが予想以上にイイ・・・持ち手の部分だけ革張りで、あとはスルっとした光沢感のある外観。それでいて程よく手に収まるズッシリ感。また、心配していた操作性に関しても、絞り、露出補正は軍艦部のダイヤルで操作可能。何より、絞り環を排し、シャッターボタン周りのダイヤルで操作できるようにしたのは、英断だと感じた。これによりすっきりとした外観となり、何よりこの操作性、E3にXF27mmを付けた時と同じ。僕も多くの富士愛好者同様基本絞り環命なんだけど、27mmだけはこの片手で操作できるスナップ感が好きで、XF10にはそれに通ずるものを感じた。

 

一番懸念したことは、この新たな出会いによってまさかのE3とのお別れ??だが、それはあるはずもない。E3のレンジファインダー然とした佇まいは唯一無二だし、何よりXF10はTrans CMOSではない、ただのCMOS機。かつファインダーがない。色んな意味で棲み分けが出来そうなのだ。

 

さてさて、この機種売れるだろうか?そのカギは、この機種のターゲットであるカメラ好き女子(カメラ女子ではない、いわゆるファッション的にもカメラを持ってみたい人たち。女子に限らないがこう呼ばせてもらう)が握っていると思う。恐らくこの機種をX70の後継機という位置づけにしたなったのは正にここ。X70は僕も大好きなコテコテの写真機だが、あれでは女子は寄ってこない 笑 我々カメラオタクとは違って、一般人は、絞りだの、シャッタースピードだの、ましてやフィルタが付けられる付けられないなど気にしない。そういう意味で、それらを排したのは、簡単に言えばiPhoneを一つ越えた写真を撮りたいと願う人たちが間違いなくターゲットなのだ。これから愛用者になる者として、その行方を見守っていきたい。

 

とりあえず、自分の中では、本気撮りのE3、時には何も考えずオートでパシャパシャ出来るXF10、それに原点であるX-Pro1。この三機を日々駆使して、楽しい写真ライフを歩んでいきたい。また、ちょうどNikon FM2で愛用しているレンズが28mm F2.8と、XF10と全く同じなのも好都合。両方持ち出して、その差を比べるのも面白そうだ。

 

※何も出っ張りがないフォルムと光沢感が美しい。

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※オートでパシャリ。SNSを意識した1:1。
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※こちらもオート。通常CMOSは色合いにくすみがなく、記念写真なんかにも使いやすそう。こちらが好きな人も多いのではないか。
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※手持ちで夜景。発光モードになっていてオーブが出てしまったが、iPhoneではこうは撮れない。カメラを買う理由だ。

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※ダイナミックトーンでお遊び。レンズ交換式ではあまり使う気にならない機能だが、コンデジというカテゴリーになると、気負いがなくなり使いたくなる。
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