珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

改めてX-E3を愛でる

X-E3がすごいなと改めて思い知らされている。

 

先日、単焦点コンパクトカメラ、XF10を購入しその素晴らしさを何度かレビューしたが、XF10を使えば使うほど、レンズ交換式でありながらこのサイズ感とフラッグシップと変わらない(一部は超えている)機能性を持たせたE3を特別なカメラだと感じるようになった。

 

E3の良さは、まず第一に固定式の液晶。これは声を大にして言いたい。利便性を考えれば間違いなく液晶は動いた方が良いのだろうが、ミニマリズムを謳う当機には過剰であり不要な機能となる。

 

次に、十字キーの廃止。これは間違いなく英断だったと思う。ISOは800-3200のAUTO、好きなカスタム設定を登録し、あとはジョグスティックとタッチスクリーン、Qボタンを駆使して軽快にスナップを楽しむのみだ。タッチスクリーンがもっとスムーズならば、さらにボタン全廃止という未来もあるのかもしれないが、人間というのはアナログにも戻りたくなるもの。ボタン類は必ず押したくなることを考えると、このE3はその面で現代と未来の完璧なバランスを保っていると思う。

 

三つめはやはりデザイン性。Pro2やT-2(T-3)のようは堅牢性、華やかさは当然ないが、それがタウンユースにちょうど良い雰囲気を醸してくれる。小さなカメラに小さなレンズ。古き良きフィルムカメラ然として使える佇まいにいつまでも飽きることがない。

 

ここまで書いて気づいたのだが、僕の好みはこのE3に集約されているようだ。XF10も固定式液晶とジョグスティックでE3の流れを汲むものだし、最初の愛機Pro-1にしても、大きさや軽快さこそ違えど、やはりどこか過剰ではない、いつまでも使い続けられるスタイルを持っている。

 

先日、ついにNikonがフルサイズミラーレスに参入し、Canonもその重い腰を上げた。僕は何でも新しいものを好むタイプではないし、多少使いづらくても古いものが好きだったりする性質だけど、この「カメラのミラーレス化」に関しては止められない流れであると感じている。ただ、そもそも僕の中では昨今のフルサイズ一眼の大型化は好むべきものではなかったし、サイズ感という意味でこの流れは歓迎すべきもの。その中で、フルサイズではなくAPS-Cに拘る富士にやはりシンパシーを抱くし、この方針をいつまでも継続してもらいたいと思う。

 

その富士もT3というバケモノのようなカメラを出した。あれはあれでめちゃくちゃカッコイイけど、これからも惑わされず我が路線を突き進みたいと思う 笑

 

※まるで兄弟のような両機。Pro1も加えて三兄弟。

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