珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

レンズは使い込まなきゃわからない

 

久しぶりの更新。

ここしばらく、あまり写真を撮っていない。理由は暑いから 笑 というのは半分冗談だが、半分は本当。夏のピーカンで印象深い写真を撮るのはなかなか難しい。夕方から出かけるのはなかなか億劫だし。

 

しばらく写真を撮っていないと、その時間レンズについて思いを巡らすことが多い。他のことにはあまり向上心がないのに、今のラインナップで正解なのか?ということを常々考えてしまう。これが世に言うレンズ沼というやつだが 笑

 

自分は、XF35mmF1.4とXF35mmF2という全く同画角のレンズを二つ持っている。加えてXF50mmF2とXF60mmF2.4 macroも持っている。数字からわかる通りこの二つの画角に大した差はない。が、今のところこれらどのレンズもうまい具合に併用出来ている。要は、自分の中で用途がしっかり分かれている。

 

XF35mmF1.4。換算50mmはやはり写真の基本と言われるだけあってオールマイティに使える。1.4を選ぶ時は花撮りやポートレートなど、AFスピードを求められない時。大口径ではないが、じっくりと繊細な描写をしたい時はやはり1.4だ。一方F2は描写云々よりももっとスタイリッシュにカメラを持ち出したい時。E3に35mmF2はベストマッチングだし、AFも早く快適で散歩スナップには最適だ。が、正直言ってF1.4のような描写力はない。これは、50mmと60mmの関係性にも言えるのだが、60mmの描写を知ってしまうと、50mmを持っていても60mmは手放せない。もちろんスタイリッシュなスナップ一辺倒ならば、F2三兄弟で何でも撮れてしまうが、逆に言うと通り一辺倒な描写になりがち。よくレンズのレビューなどを見ていると「これで必要十分」などといった感想が見られるが、十分というのは決して十分を超えるものではなく、ハッとさせられるような描写まではたどり着けない。だからこそ価格差があり、皆どこかに折り合いをつけて購入しているのだと思う。

 

では、35mmF1.4あるいは60mmを残して、35mmF2、50mmF2を手放すことは可能か?正直言えばこれは恐らく可能だ 笑 前者の二本で後者の二本の描写は補えるし、あとはスタイルにどれだけ拘るか?くらいしか後者を残す意味はない。自分も今のところスタイルに拘っているため残しているが、断捨離モードになったら手放すことも考えるだろう。

 

今日伝えたかったことは、結局のところあらゆるレンズはしばらく使ってみないことには自分が納得しうるか否かわからないということ。自分も、60mm持ってたら50mmは要らないでしょと否定されたものだが、持ってみるとこれがなかなかイイ。加えて、両方使っているからこそ双方のメリットデメリットが見えてくるし、自分の撮影スタイルも見えてくる。必要なもの、不要なものが見えてくる、という点で、誰が何と言おうと新しいレンズにトライすることは素晴らしいし、だからこそレンズ沼という言葉があるのだと思う。

 

まとまりのない文章になってしまったが、今日はこの辺で。

 

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※50mmF2による一枚。程よい圧縮効果がたまらなく好き。

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※35mmF2はテーブルフォトに良い。1.4ほど印象の強い写真にはならないが、そこがまたちょうど良いのかも。

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※こちらは35mmF1.4。買ってほぼ初日に撮った一枚だが、初心者でもこれが撮れてしまう恐るべきレンズ。