カメラやレンズを買う際のポリシーについて
難しいタイトルにしてしまったけど、最近僕が新しいカメラやレンズを買おうとする時に常に考えるのはこれだ。これがないと、新しい機種は常に魅力的ゆえ、パカパカ機材が増えてしまう。ちょっと前の僕もそうだった。
でも、そうやって買ったカメラやレンズって、大抵短期間で手放すことになる。見た目や性能ではなく「自分にとって写真とは何なのか?何が撮りたいのか?」をちゃんと突き詰めてこそ、その機材と長い付き合いを保てるというものだ。
ちなみに、今僕が持ってるカメラは以下だけど、それにはそれぞれ持っている理由、ポリシーがある。
スペックでは語れない、被写体とじっくり向き合いたい時に使うカメラ。初期の18mm、35mm、60mmと相性が良い。今のセンサーにはない、繊細な描写が素晴らしくて手放せないカメラ。
- Fujifilm X-E3
無駄を削ぎ落とした、究極でありながら気楽に持てるザ・スナップカメラ。27mmや15-45mmのパワーズームがよく似合う。軽快に本気撮りが出来る僕のメイン機。
- RICOH GRIII
「常にカメラを持ち歩く」という、僕の生活に欠かせない要素を持つカメラ。色んなストラップやケースを試したけど、結局ポケットにノーストラップで突っ込んでおくのが一番心地よく、かつ所有欲を満たしてくれる。
ライカというだけで一つのポリシーなので、説明は不要だと思う。その中でM4のBlack Chromeにしたのは、まず絶対的に黒が欲しかったこと。中でもペイントよりはクロームが好みであること。露出計なしの完全機械式が欲しかったこと。全て兼ね備えていたのがこれだったから。持ってるだけで気持ちが高まり、じっくりと街歩きがしたくなる。
黒い一眼レフ。無駄も飾り気もなく質実剛健。ニコン。写真を基礎から学ぶなら、これ以上に無駄のないカメラはないと思っている。SSも1/4000まであり、実用性も抜群な学校カメラ。
- Olympus XA
自分にとってはGRのフィルム版。フィルムのGRも良いだろうけど、これだけフィルムが高価になってしまった昨今、フィルムはサクサク撮るよりはマニュアルフォーカスでじっくり撮りたい。そんな時、コンパクトながら絞りとピントをマニュアルで合わせて撮れるXAは、自分の意思をしっかり反映させられる。パンフォーカスで写ルンです的にも楽しめる、正に大人のおもちゃ的カメラ。
もちろん全て思い入れ、自己満が入ってるけど、全てのカメラに意味があり、明確に使い分けが出来る。これが出来てないと頭が整理されないし、日々どのカメラで挑むか悩むことになる。僕の場合、過去にはここにKonicaのBig miniだったり、Rollei 35sなどもあって、どうにも頭が整理されなかった。体は一つしかないのだ。
因みに、今Pro1、Pro2の後継機Pro3が欲しくて日々あらゆるブログや動画を見漁っているけど、今のところPro3の立ち位置はPro1のリプレイス以外に考えられず、買ってしまうとPro1の存在意義が「Xマウントの歴史的初代名機」以外になくなってしまうのが悩みだ。E3は手放せないし、なんだかなぁ〜、である。
結局、ポリシーだなんだ言っても、欲しい時は買ってしまうんですよね 笑