珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

カメラ三台で京都に行ってきた Vol'1

 

プライベートでひと悶着あると旅に出たくなる。と言うのはまあ後付けで、単なる有休消化。とはいえ、一週間も休んで何もしないのは暇で死にそうになるだろうと思い、三泊四日で京都へ行ってきた。二泊三日ではなく三泊四日というのがポイント。見慣れた東京の街ではなく、未知の西の都を散策して写真撮りまくってやろうというのが、今回の旅の目的だった。

 

持って行ったカメラは三台。Fujifilm X-E3、Ricoh GRIII、そしてフィルムのLeica M4。E3には軽量ズームのXC15-45mmとXF50mmF2、M4にはSummicron 35mm、フィルムはKodak Tri-X 400(白黒)を四本とKodak ULTRAMAX 400(カラー)一本だ。

その心は?と言うと・・・まず今回の旅の第一の目的として「フィルムで京都を撮る」というのをやってみたかったというのが第一。よって、M4は今回のメイン機だった。

小山薫堂さんの「ライカと歩く京都」。読んだことはないんだけど、この響きがいいなと思ってインスパイアされた、というのがこう思い立った理由だ。

GRについては、とにかくその機動性、利便性を考えると外せるはずもなかった。場合によっては、M4の露出計代わりとしても使えるのもポイント高し。

 

で、これだけでも良かったのだが、どこかで必ずボケを撮りいれた物撮りがしたくなるだろうと考えた時、僕がXマウントで今のところ一番好きな単焦点50mmF2は持って行きたかった。と考えるとE3も外せず、結果三台体制となった。ちなみにXC15-45mmについては、万が一シチュエーションとしてM4がいまいちハマらなかった場合、デジタルだけでいこうということになるかもしれない。そんな時、ファインダーのないGRだけでせっかくの京都を回るのはちょっともったいないかなと(もちろんそれはそれでイカすんだけど)。そこで換算21mmから撮れるこの軽量パワーズームがあれば、中望遠の50mm(換算75mm)との二本体制で、E3一台で何でも撮れるだろうと考えるに至ったわけだ。

 

我ながら隙のない陣容だなと悦に入ったものだが・・・結論から言うと失敗だった笑。あまりにもあらゆるシチュエーションに対応出来てしまう為、まあカメラをとっかえひっかえ忙しいこと。途中、GRとXC15-45mmで交互に撮ったりしている時は「ん?これ何か間違ってない?」と自分で自分に疑問を呈するありさまだった。せっかく普段単焦点を中心に楽しんでいるのだから、もっと自分のスタイルを信じて割り切ればよかったなと、とても反省している。

 

さてさて、前置きが長くなってしまったが、今回はカメラごとの作例を別々にあげていきたいと思う。続きは次回で。

 

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このカメラを持って行かないなんてこと、出来ないですよね。フィルム交換する度に一人悦に入っていました笑