珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

カメラとは?E3を片手に考える

今日はのっけからX-E3の話をしたい。まず、このカメラに一番似合うレンズはxf23mm F2だろう。それは他でもない富士フイルム様がレンズキットで出していることからもよくわかる。日常スナップならこの組み合わせに勝る相手はいないように思われる。チルト液晶がないことをやたらと嘆くユーザーがいるが、そもそもカメラの歴史上にそんなものが登場したのはごく最近の話だ。撮りにくい角度、環境を克服するのはマシンではなく、自分自身でしかない。その辺が、カメラを家電だと思ってる人(世代?)にはわからないようだ。でも、富士フイルムは、カメラをカメラとして売り出している、撮り手の撮影スタイルや所有感を考えてくれる稀有な会社なので、そこを指摘するのは野暮というものである。

 

自分はカメラ歴10年程度のペーペーだが、始まりはNIKONのFM2という、所謂「教科書カメラ」と言われるフィルムカメラだった。我ながら、この辺の選択が若い頃から秀逸だなあと思う 笑 このカメラが、絞り、シャッタースピードから全ての基礎を教えてくれたし、それが(皮肉にも)NIKONではなく富士フイルムへの道へ誘ってくれたように思う。やはりフィルムカメラに馴染みのあるユーザーに、このアナログな軍艦部は不可欠なのだ。

 

昨今はインスタ映えなどが持て囃されており、いわゆる写真好きが激増している印象だが、写真を撮ることそのものが好きな人、それでいてカメラが欲しいなと思い始めた人はまず富士フイルムのXシリーズを手にしてみてほしい。フィルムカメラの延長としての(古臭いという意味ではない)所有欲を満たしてくれる一台が必ず見つかるはずだ。

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※ダイナミックトーンで、ちょっとお遊び