珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

Leica M4 レビュー 【ILFORD XP2 400】

 

今日はILFORDのXP2 400というフィルムを使ってみた。買った時は知らなかったのだけど、このフィルム、モノクロでありながらカラーフィルムと同じ処理で現像が出来る代物とのこと。要は、当日現像が可能で、料金もカラーと同様。実に素晴らしい商品だと思う。

 

さてさて、肝心の写り。前回は、記事には書かなかったけど、TMAX400というKODAKのフィルムを使っていて、これがまあかなりのっぺりとした写りになってしまった。ただ、それはフィルムのせいではなく、僕がデジタルの感覚で全体的にシャドウなシチュエーションを選んでしまったり、また恐らく基本露出が足りてなかったのが原因。よって、今回は意識的に明るめに、また、白を基調とした画になるよう工夫してみた。

 

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始発で銀座に降り立ち、すずらん通りを激写。誰もいない早朝の銀座は清々しかった。

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これは別日、自由が丘にて。白飛びも含めて、すごく好きなボケ方。

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これも違う日だが、銀座の歩行者天国にて。真っ白いシャツの外国人カップルがすごく画になっていた。

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一番目の写真を撮った後、浅草に移動。朝の浅草寺を闊歩した。朝日と、看板から伸びる影が綺麗で撮ろうとしたら、たまたま通りかかった自転車。思いがけず面白い写真になった。

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同じく浅草で。謎に並べられた靴を発見。こういう何でもないものが画になるのはフィルムだからだろうか?

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自然なボケ。ピントもしっかり合っているね。

結論、このフィルムかなり好き。シャドウはあまり出ないし、重厚感のある写りには期待できないけど、パキッとサラッと良い写真が撮れる。綺麗な奥さんだったり、かわいい赤ちゃんを撮るのにも向いてるんじゃないかな。

 

それはともかくとして、M4とズミクロン35mmでのスナップが実に楽しい。35mmってやっぱり、劇的な作品が撮れる画角ではないけど、日常を切り取るのには最適。未だにシルバーのM3と沈胴式ズミクロン50mmを見ると気持ちが揺れるけど、まあ数年後に買えばいいかって切り替わった。っていうか切り替えないとヤバイ 笑 しばらくは、フィルム代、現像代、気が向いたら自家現像なんかにも手を出しつつフィルムを楽しんでいきたい。

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GRIIIで撮ったM4。ブラッククロームのボディは、モダンとレトロの間って感じがしてやっぱりイイ。気分がアガるカメラを使うのが、たくさん写真を撮る秘訣だと思う。