珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

Leica が欲しい。狂おしいほどに。

 

LeicaLeicaでもフィルムライカである。何故だろう、急にやってきたこの欲求。その始まりを思い出せない・・・笑

 

過去の記事で何度も書いているけど、僕はニコンの名機Nikon FM2で写真を始めている。ただ、ここ最近は富士のE3、Pro1といったレンジファインダーデジタルカメラ(形だけだが)に心惹かれ、コンパクトカメラに至っても、凹凸のないスマートなGR3。いわゆる一眼レフであるFM2は、スタイル的やや武骨であり持ち出しがほとんどない状態になっている。

 

が、やはりデジタルばかり使っていると、急にフィルムが恋しくなるもの。そこでふと「ライカ・・・今なら買えるんじゃないか?」と思ってしまったようだ。

 

さて、そうなると行動だけは早い。ここ数日、新宿のマップカメラ、銀座のレモン社、同じく銀座にあるライカブティック、またたまたま新宿高島屋で開催中の中古カメラ市、原宿のフィルムカメラ東京、などに足しげく通い、ライカのことがいくつかわかってきたので備忘録も兼ねてまとめてみたい。

 

  1. Leica MマウントはM3がスタート。それでいてM3が最高峰。
  2. M3は50mmからしか使えない。
  3. M3のみ、ファインダー視野率がほぼ100%。
  4. M3は基本シルバーしかなく、ブラックは超高額。安価なブラックは後塗り。
  5. M4の方が35mmスタート、フィルムも入れやすく実用的。が、視野率は狭くなっている。
  6. M4までは露出計がない。が、M5は評判が悪く、M6からは赤いロゴマーク付き。
  7. かと思いきや、2000年代にクラシックなMP(露出計あり)、M-A(露出計なしの完全機械式)が発売されている。いずれも60万ほど。

他にも細かい点を挙げればキリがないが、ザっとこんな感じだ。

 

狂っていると思われそうだが、僕が一番最初に惹かれたのは60万のM-Aのブラック 苦笑 ズミクロン35mmF2と合わせて100万・・・ただ、銀座のライカブティックで見たところ、色がブラック(クローム)であり、くすんでいるのがイマイチ好みではなかった。加えて、この時代に露出計もないただの機械の塊に60万、やはり狂っているような気がしたのは事実だ 笑

 

そうなると、光沢のあるブラックが魅力のM-P。結局60万なんだけど^^; 露出も操れて一生モノのフィルムライカの最初のオーナーになれること。この魅力には抗いがたい・・・問題があるとすればやはり値段。フィルム価格がひたすら高騰する中、フィルムカメラにここまでの値段を出すほど自分自身フィルムに賭けていけるのかは未知数だ。

 

次に35mmが使えるM4。露出計もないし、使いづらさはM-Aと変わらないけど、10万円代で購入可能。適度にフィルムを楽しむにはイイ気がする。ただ、ブラックはかなり高額であり、50周年記念のブラッククロームも存在するが、やはりあまり好みではない。通常のブラックを30万で購入するなら、あと20万出して新品のMPを買った方が良い気がしてくるから怖い。

 

M3。これに沈胴式のズミクロン50mmF2を付けた姿は美しい。が、実質シルバーしかないのがこの機種。1960年代のシルバーは、あまりにクラシックカメラ然としており、あまり持ち出さなくなってしまわないかが心配だ(実際にRollei35sがそうだった)。結局僕は黒いカメラが好きなのだ。

 

M6。現代的なルックスであり、実際に機能は十分。ただ、赤いLeicaロゴが好きではない。ただそれだけ。機能と値段のバランスを考えると、一番現実的な選択肢。

 

こうやって並べてみると、結局は「何を取るか」だなあと改めて実感する。M3の「ロマン」、M4のロマンと使いやすいさの「バランス」、M-Aの「変態性」、MPの究極のフィルムカメラを求める「覚悟」、そしてM6の「実用性」。

 

なんかこうやって書いていたら、さっきまでM4のブラックを頑張って探そうかなあと思っていた心が萎え、気楽にM6を手に入れてしまおうかなと思いつつある 笑 もう少し悩んでみたい。