珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

X-H1 すごくイイよ

 

長々と更新していなかったせいで書いていなかったX-H1のこと。

 

僕がH1を購入した理由はズバリ、スナップではなく、ポートレートやブツ撮りの際にビシッとピントの合った写真が撮りたいと思ったから。もちろんE3やPro1でピントが合わないわけじゃないんだけど、夏頃に姪っ子(赤ちゃん)の写真を撮ろうと思った時に使ったPro1がまあ合わない合わない笑 そんなところでPro1を使うなと言われそうだけど、僕はあの初代センサーが赤ちゃんの肌を撮るには一番だと思っていて、どうしても使いたかったのだ。が、やはり背に腹は代えられず・・・やっぱり誰かに頼まれた時に撮る写真は「いいねぇ」と文句なしに言ってもらいたい・・・。

 

そんなわけで購入したH1。何故T4やT3にしなかったのかと言うと、まずT4はバリアングル液晶で動画切り替えもワンタッチ。が、スチルオンリーの僕にそんな高性能な動画機能は不要。あの上品なシャッターフィーリングは大好きだけど、金額も考えると候補には残らなかった。続いてT3。正直結構ギリギリまでT3にしようと思っていて、何度も店頭に足を運んだけど、何かこう背中を押すものが一つ足りない。と言うのも、もうTシリーズには手振れ補正が搭載できることはT4で証明されてしまったし、どうしても旧機種という印象が拭えなかったから。あの凛としたT4を見せられてしまうと、余計にそう感じてしまった。

 

そんな時浮上したのがH1。これももちろんT3よりも古いわけだけど、金額は当時のフラッグシップであることを考えれば安いし、エテルナ使えるし、何よりT3にない手振れ補正搭載。欲しかったのこれじゃない?と、一気に気持ちが固まった。

 

さて、というわけで、ほぼ一緒に購入したXF16-55mmF2.8で使ってみた感想・・・めちゃくちゃイイ。

 

僕はデジタルはほとんど富士しか使ってこなかったから「これが手振れ補正というやつなのか・・・」というのが正直な感想。説明が難しいんだけど、これまでもちろんピントは合ってるんだけど、どこかモヤッとした印象があったE3の写真と比べると、すごく線が細くて繊細に写っている気がする。もちろん16-55の表現力の影響もあるんだろうし、ほとんどそれかもしれないんだけど、この手振れ補正なしの大型レンズをここまでコントロールできているということが一つの大きな事実だ。

 

それともう一つ。これはH1がレンジファインダーではなくいわゆる一眼レフタイプであることによるイメージが大きいんだけど、E3がAcrosやClasic Chromeでエモい写真が撮りたくなるカメラだとすれば、H1だとどういうわけかProviaやAstiaなど正当な?色で勝負したくなる。誤解を恐れずに言うと、ごまかさず、シンプルにイイねと思ってもらえるもの。これまで僕のラインナップにはなかった、富士の色を前面に押し出すと言うよりは、万人にウケるものと言えばいいだろうか。

 

そんなわけで少ないけど作例を。

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結局スナップばっかりだし、Classic Chromeも使ってるけど笑 最後のはEternaかな。どれもすごくノーマルと言えばノーマルだけど、ビシッとキレイだなあと。俺こういうのもちゃんと撮れるんだなっていう安心感を感じる笑

 

不人気すぎてそのフラッグシップの座をすぐに追われた不遇のH1だけど、使ってみるとグリップは最高に持ちやすく、XF16-55でさえ重く感じない。写りは安定するし、気になっている人は是非使ってみてほしい、おススメのカメラである。