GR3の良いところ ~悩ましいX-E3の立ち位置~
これまで何度も書いてきたが、僕は富士のX-E3をメイン機として使っている。が、先日GR3を購入して、その立場が大きく揺らいでいる。
もちろん、E3にXF10-24mmや55-200mmといったお化けズーム(使いやすく、かつ軽快という意味で)を付けるとなると話は変わってくるが、常用する23mmF2や27mmF2.8などを付けていると、「これ全部GR3で事足りるな」と。いや、事足りるレベルだったらそう難しい話ではないのだが、GR3があまりにもコンパクトでありながら、サクサクな操作性、驚きの表現力を有しているが為に、何ならE3はちょっと大きなコンデジ、それでいながらレンズはガチャガチャッと動くし(27mmは特に)、タッチスクリーンの反応は微妙だし、これまで軽快だと思っていた部分が欠点として目に付くようになってしまったのだ。
もちろん、E3にはレンズ交換式という大きなメリットがあるわけだが、それだったらかつての僕のメイン機であり、未だ現役のX-Pro1でいい。このカメラに関しては、X初代機であるということもあり、そもそもが軽快さを売りにしていないし、一方で表現力はE3に引けを取らない、いや個人的にはより好み。何を隠そう、僕が写真の世界に本格的に引き込まれたのは、このPro1とXF35mmF1.4の組み合わせによるものなのだ。街を歩いていると、Pro2はそこそこ見るけど、Pro1はもうなかなか見ない。そんなカメラを未だ大事に使っているというのも良いし、足りない部分はGR3と補い合うことが出来る。E3は、個としてはまだまだ使いようがあるが、GR3との併用という意味ではあまり意味がない。要は、そう感じるほどGR3を絶賛したい、というのが今日の話の本題 苦笑
さて、GR3について、約ひと月使ってみて素晴らしいと思った点を改めて挙げてみたい。
1. 設定登録
これが出来ないカメラがあるのかどうかは知らないけど、まあ基本ないだろうという前提で(そういえば富士のXF10では出来なかったけど^^;)。GR3の良い点は、例えば、イメージコントロールをモノクロ、F値をF4.0、露出+0.3という設定登録をしたとして、その設定で撮っていても、ちょっとイメージコントロールやF値をいじることがあると思う。その設定をいじった状態で電源を切ると、再度電源を入れた時に、そのいじった状態の設定がそのまま残っている、ということ。これが本当に良い。それじゃ困るという人もいるらしいけど、僕の場合は、写真を撮る度に電源を切る。そして、また電源を入れて同じようなシチュエーション、同じイメージの中でレリーズすることが多いので、電源を切る度にいちいち初期の設定に戻ってしまうと困る。その点、この操作性の方がスムーズだし、逆に初期の設定登録に戻したいのであれば、他の設定登録(上記が①だとすれば、②か③)へ一度行って戻ってくれば、いじった設定①はリセットされ、最初に設定した状態になる。これは本当によく考えられたギミックだと思う。(伝わりますかね?文章が拙くわかりづらくて申し訳ない・・・^^;)
いかがだろうか?以上が、今のところ僕が考えるGR3の良い点。ちなみに、微妙になったE3の立ち位置について冒頭で書いたが、決してディスりたいわけではないということは強調しておきたい。サッカーの監督で言えば、誰を使おうか嬉しい悩みが増えた、ということ 笑 両方にしっかりと出場機会を与えつつ楽しい写真生活を送れれば幸いである。