一眼レフがほしい!
どうしたものか・・・デジタル一眼レフがほしい。そう思ってしまった理由はこのカメラ。PENTAX K-3 MarkIII。
2022年5月現在、一眼レフ市場は間違いなく下火だ。NikonもCanonも完全にミラーレスに移行した。そんな中PENTAXはレフ機を作り続けることを2020年に宣言している。消費者としてもポジティブな気持ちで手が出せる。
もちろんこれはきっかけであって、レフ機がほしいなと言うのはずーっと頭の中にあった。でも、これといった機種が見当たらなかったのと、申し訳ないけどPENTAXには一切興味がなかったからこのカメラの存在に気づいてもいなかった。でも、知れば知るほどこのカメラ、実にエポックメイキングな名機なのではないかと思えてくる。
まずファインダーがスゴイ。僕がレフ機がほしいと思う理由はファインダーでしかないから、ここは超重要。そして、今時背面液晶固定式というのも痺れる。開発者曰く、ファインダーを覗くスタイルに拘ったとのこと。本当かどうかわからないけどポジティブに捉えたい。ギッシリとしたボディは鉄の塊感があって頼もしいし、もちろん防塵防滴。グリップ感も良い。カスタマイズも自由自在のようだ。レンズに関しても、金属で、ニコンと違う細めの鏡胴のものが多く実に好み。大好きなパンケーキレンズもある。久しぶりに、FujiのX-E3を使っていた時のような、レンズを集めたい衝動に駆られそうな予感がしている。とにかくそそられるカメラなのだ。
ちなみに、僕が今持っているレフ機は、フィルムのNikon FM3A。Leica QやNikon Z50といった高性能なミラーレスをメインで使っている中で、これを持ち出す機会というのは相当な覚悟と言うか、逆に言えば撮れなくてもいいやくらいの気持ちがないと作れない(実際ISO400のフィルムを入れたら夜撮影は厳しい)。もうね、どんな時でもやっぱりその日に成果物が見たい。そういう体になってしまったらしい。正直、FM3Aくらいになるとコンディションさえ良ければデジタルに匹敵する画は撮れるから(画質ではなく構図的にね)、そういう意味でも、だったら余計にデジタルで良いだろうと。
FM3Aの問題ではなく、ミラーレスに疲れてきてるっていうのもある。撮る前に答え合わせをするあの間が邪魔だし、撮るテンポを阻害する。もちろんいつもじゃないし、Q2もZ50も楽しく使い続けるつもりだけど、撮影体験として一眼レフは一つ持っておきたい。Nikon D780も候補の一つだけど、イマイチ心躍らないかなあ。
まあ色々書いたけど、結局のところはデジタルデータではなく、肉眼で被写体を見て、光を捕らえて撮りたいということ。その欲求が最大限に高まった今この出会い。近々ポチりそうな気がしている・・・。