カメラ三台で京都に行ってきた Vol'4 (Leica M4編)
現像待ちだったこともあり、だいぶ時間が空いてしまった。正直もう熱は冷めているが笑 せっかくなので最後までやろう。最後はフィルムのLeica M4編。
正直なところ、僕の場合普段フィルムはそう簡単に36枚撮りを使い切らない。ISOが固定されていていつでもどこでも撮れるわけではないし、ましてや白黒ともなると光がない曇り空の下などではなかなか満足のいく写真が撮れない。まあ、それに関しては個人的な力不足もあるけれど、マニュアルフォーカスのフィルムカメラで高価なフィルムを湯水のごとく消費することは一般的にもなかなか出来ないことだと思う。デジタルなら簡単にレリーズする場面でも、フィルムだと「いや、ここはやめておこう」と勝負を挑むのを躊躇う、よく言えば厳選するのは、フィルムライカの使い方としては間違っていないだろう。
とは言え、せっかくの旅行。それも今回の旅の目的が「ライカで京都を取ること」である以上、そんなことも言っていられない。よって、今回に関しては露出云々よりもとにかく枚数を取ることを重要視してみた。
使ったフィルムは、3本のKodak Tri-X 400と、1本のKodak Ultra MAX 400というカラーフィルム。前者については、白黒ならまあこれで撮っておけば間違いないでしょうという安心感。後者に関しては特に好きなフィルムと言うわけではなく、いつか買った家にあったものを「カラーも一つくらいあった方がいいでしょう。紅葉だし」と、ちょっとした保険のつもりで持って行ったのだが、これは正解だった^^;
では、少ないけど作例を・・・。
GRやE3と比べてみてわかったことは、ライカって歴史的な建造物とかをビシッと収めるというよりは、日常を収めたくなるカメラなんだなということ。もちろん金閣寺や東本願寺なんかも撮ったんだけど、そういうのはデジタルで撮ったものには色んな意味で勝てないし、何よりあまり楽しくなかった。それよりは、その場にいる人、雰囲気を収めたいと思った時に一番最初に取り出したのがライカだった気がするし、それが僕がライカを買った理由なんだなと改めて実感した。
今回、Ricoh GRIII、Fujifilm X-E3、そしてLeica M4。それぞれの楽しみを味わったけど、結局どれも「スナップ」に特化したカメラなのかなあと感じた。そこで無理矢理話をつなげると、今話題の富士フイルムX-Pro3。これとXF35mmF1.4一本勝負、みたいな撮り方もしてみたいなあと思い始める。
換算35mmも75mmも楽しいけど、50mmにご無沙汰していると、どうも写真の本質から逃げているような気になるのは僕だけだろうか?古いのかもしれないけど。これをPro3購入の口実にしちゃおうかなあなんて思う昨今である。
最後に・・・Leica M4の作例がやけに少ないじゃんって思われたと思うので一言言い訳しておくと、枚数を撮ることに躍起になって露出計に全く頼らないという撮り方をしてみたところ、結構酷かったということだ 笑 まだまだ修行が足りない。と言うわけで京都編は終了。平常運転に戻ります。