出会い vol’2
僕がPro1に未だ拘る理由は実にシンプル。最高の画が吐き出せるからに他ならない。昨年の10月にE3を半ば衝動買いで購入し、その取り回しの良さに惚れ込み、持ち出すのはほとんどE3になった。レリーズ回数も、あまりにAFがスムーズであるが故にとにかく多くなった。しかし、これといった画が撮れるのはやはりPro1なのだ。これは恐らくシャッター感覚もそれを手伝っている。ビシーッ、ビシーッと高速でAFが合うE3に対し、一枚一枚ゆっくりフォーカスして、カシャ!カシャ!っと大事に撮っている感覚。これはもう最新機では味わえない感覚なのだろう。真面目に写真やってます、という気にさせてくれるのだ。
とはいえ、E3の恩恵がなかったわけでは当然ない。Pro1では、35mmや60mmでの大ボケ写真がメインだったが、E3になると、途端に18mmや27mmでストリートスナップを楽しみたくなる。双方に明確な使い道が生まれ、より写真が楽しくなったのは富士フイルムさんには感謝しかない。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい。
いずれにせよ、Pro1が僕の原点であり、それはたった2年前のこと。これからもレンズ沼と戦いながら、写真ライフを楽しんでいきたい。
※Pro1は、こんな写真が撮りたくなるカメラ。35mm F1.4がベストマッチだと思う。
※もう一枚。Velviaは好みではないのだが、動物には使いやすい。
※こちらはE3と27mmでのワンショット。Pro1では撮れなかった一枚。
※少しさっぱりとしたモノクロに比べ、Acrosの陰影は渋い。光と陰を強調したい時には必ず使っている。