珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

Summilux 50mm 2nd を買いました

 

サラッと書いてるけども、結構な出費。でも、ズミクロン35mmの6枚玉と、スーパーアンギュロン21mmF3.4と来て、次はやはり50mm、そしてここはクロンではなくルクスじゃないと収まりがつかないだろうと思い、思い切ってみた。またこのレンズ、どういうわけか最近の印象として値上がり傾向にあり、今買っとかないと手が届かなくなる気がしたのも決断した大きな理由。万が一合わなくても、手放すときに元は取れるかなと。

 

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そんなわけで、都内某店にて手に入れたバースイヤーのズミルックス。ブラッククロームのM4と合わせたら、もうM10-Pみたいだ。先細りのズミクロンも良いけど、この存在感はやっぱり良い。

 

さて、早速試写。所有レンズが少ないから、ズミクロンに比べて・・・とかそういう比較は出来ないけど・・・シンプルにやっぱり50mmは気持ちが良いし、自分に合ってる画角なんだなと思った。今更言うまでもないことだけど、平面で切り取る感覚の35mmと比べて、あくまでも全体の一部分にフォーカスするような切り取り方が出来るのが50mm。写真を始めた頃はなんて狭いんだろうと思ったものだけど、今はこの画角が合ってる。35mmの時に感じる迷いがなくなると言うか・・・デジタル、フィルム問わず、今はこのTHE標準域が楽しい。

 

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金髪の人ってモノクロ写真に映えるから好き

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手前の柵が最短焦点距離以内にあったからボケてしまったけど、それはそれで良かった

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開放だったかF2だったか忘れてしまったけど、良くボケている

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F4くらいだったと思う。良い塩梅。

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これは開放だったと思う

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F8かF11か

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開放。ズミルックス!って感じ?

使ったフィルムは、AGFA APX400。あんまり存在感はないフィルムだけど、これで撮った時は、たまたまかもしれないけど失敗が少なくて、個人的に好印象。結局そういうフィルムが好きになっちゃうよね。

 

最近だいぶISO400での脳内露出が冴えてきてて、全体を通してかなり満足のいく一本だった。あとやっぱり50mmってのが良いんだろうな。無駄なものを映しこまないからただただ気持ちが良いし、F1.4が使えるという安心感はやはりズミルックスならでは。

 

ちなみに、何故この第二世代を選んだかと言うと・・・まずはシンプルに見た目がM4に合うからというのが一つ。また、空気レンズというものを採用し、初代に比べてフレアを抑え、コントラストが高まるように作られている(らしい)、というところがもう一つ。僕はズミクロンの35mmも第二世代の6枚玉を選んでいるし、クセ玉とか、とろけるようなボケ、とかいう部分よりは結局実用性重視に走ってしまう。面白みには欠けるかもしれないけど、性格なんだからしょうがない。

 

実はこのネガがあがってくるまで、このズミルックスとスーパーアンギュロンを元手に、Leica Q2を狙いに行こうかなという算段が心のどこかにあったんだけど、その思いは消えた。何度か触ってみて、Q2が自分好みじゃないということがわかったというのもあるけど、フィルムでこういう写真が撮れるようになってくると、この高揚感はデジタルでは絶対に味わえないなと。願わくばフィルムの値上がりがそろそろ止まってくれれば・・・完全にフィルム写真家としてやっていこうと思えるんですけどね・・・。