GR3が素晴らしい。素晴らしいと思ったから買ったのだけど、数週間使ってみてとにかく使いやすくて満足している。とはいえ、使用感や操作性については数あるブログや本で既に紹介されているので、今日はザックリと作例のみ。
まずは、どこにでもある小径の写真。イメージコントロールは「スタンダード」。とにかく実物に近い印象で、良い意味で「普通に」綺麗に撮れることが分かると思う。GRだからって気取った露出アンダー気味の写真でなくてはならないなんてことはない。
こちらも同様に「スタンダード」で。色合いも良いし、ボケも綺麗だ。露出補正+0.3~+0.7くらいかけてたはず。
続いて僕の大好きな「ポジフィルム調」。あっさりした色合いと弱めのコントラストで、富士で言えば「クラシッククローム」のような立ち位置として使える、言わばレトロ感を感じられる色合いだ。これでF2.8なのだから、解像度の素晴らしさもわかってもらえると思う。
こちらもポジフィルム調。どことなく、フィルム写真のようでやはり好きだ。
一転して、いわゆるGRistが好みそうな一枚。これは「ハイコントラストモノトーン」で撮ったものだけど、ノーマル、ソフト、ハード、ハイコントラスト、と複数のモノトーンタイプを選べて、加えて色調も赤や紫、茶などから選べるので、表現の幅がグッと広がる。こういう表現は「遊び」のような気がして、個人的にはあまり好まないのだけど、GRではやってみたくなるのが不思議だ。
最後に、イメージコントロール「レトロ」で撮ったものを二枚。文字通りレトロ感たっぷりで、これも富士機ではまずやらない。個人的に気に入ったのが、周辺光量をわざと落とせる機能。今時、アプリでいくらでもこんなことは出来てしまう時代だけど、被写体を見て、こう撮りたいと思ったものをその場で表現することに意味があると思う。
簡単だけど、今回はこれくらい。季節柄花スナップメインになったけど、今後街撮りなんかもどんどんアップしていけたらと思う。GR3、本当に楽しいカメラです。