GRIIIx 散歩 @鎌倉
前回の記事に対してプチ訂正。
スナップ時のGRIIIx(もしくはGRIII)における絞り値において、F8が良いと書いたけど、F11がベター。これでたまにピントが合う距離を2.5mか5mか変える程度で大抵の場合全体にピントが合う。F8だと若干甘くなる時アリ。この辺はSunny 16 Ruleで調べれば山ほど記事が出てくるけど、要は被写界深度を出来るだけ深くしてピントの合う範囲を広げてるだけの話。そういえば、かの「写ルンです」もF11固定だというから、よく考えられた商品だよなあと改めて思う。
さて、そんなGRIIIxを持って鎌倉まで行ってきた。海写真が多くなるので画角的にはLeica Q2の方が良かったのだが、目的が写真撮影ではなかった為プライオリティのトップは身軽さ。一緒にNikon FM3Aも持って行こうかギリギリまで悩んだが今回は断念。
わかっていたことだし、これまでも何度か書いてきたけどやはり40mmは本当に使いやすい。大げさなパースがつかないし、50mmのように被写体だけ切り取るというわけでもなく、背景も含めてその場の雰囲気をちょうどよく切り取る、正に絵葉書レンズ。
GRについて書くと、これは28mmにも共通することだけど、決して色乗りが良いとか人物をキラッキラに撮れるようなカメラではない。ただ、ポケットにはいるサイズでこれだけ多彩な表現をAPS-Cサイズで楽しめるというだけでそれがもう大きな価値観であって、AFがどうとか、暗所耐性がどうとかを問うカメラではないだろう。その辺を優先したいならSonyのRXシリーズの方が良いと思う。
最後に・・・最近はGRはケースに入れることはやめ、ボディキャップを装着してポケットインするスタイルで固まった。ケースに入れると速射性が失われるし、一方でこれを外す時間を惜しむほどの速射性は求めてないからこれくらいがちょうどいい。地味におススメである。