珈琲とスナップと

スナップ写真を極めたい男のブログ。愛機や写真について、好き放題語ります。

画角について考える

 

換算40mmのGR3x、予約した。ビビッと来たものは買う。違ったら手放す。これはカメラ趣味をする者として避けられないことだと理解している。

 

 

さてさて、そんな40mm。何で好きかと言うと、別に僕が今40代だからではない、と思う・・・。28mmも好きだし、75mmも好きだし。ただ、日常スナップで一番使いやすい焦点距離であることは間違いない。ただ、GR3は28mmスタートとはいえ、35mm、50mmとクロップできる為、わざわざGR3xを購入しなくてもおおよそ40mmに近い画角は得られる。一方GR3xは、40mmスタートで、50mm、71mmクロップである為、汎用性という意味では28mmを持つオリジナルGR3よりは低いと言えるだろう。

 

それが分かっていて何故GR3xを求めるか。それは僕にとって、「28mmという画角はファインダーなしで使う画角としては少々心地が良くなかったから」、これに尽きる。何故なのかと問われると言葉に詰まる部分もあるけど、例えば40mmが目の前にあるものを余すところなく収める画角と考えるなら、28mmは入らない部分もキュッとまとめてまあるく収めるというイメージが僕にはあって、それはファインダーを除くことで初めて実現できるイメージが僕個人的にはある。要は、ファインダーなしで28mmを撮ろうとすると、その「自分の目の中に包み込む」というイメージを持てないままシャッターを押すので、妙に心地が悪いのだ。ただ、これは恐らく僕の28mmという画角の使い方の問題なのだろうと思う。人によっては、28mmや24mmでグイグイ被写体に寄って撮るってことをやってのけるんだろうし、それであればファインダーはなくても良いのだろうけど、僕が28mmを使う時と言うのは主に遠景の景色であったり、ストリートスナップでも被写体は若干遠目にありつつ、構図ありきの写真を撮ることが多いので、やはり「まあるく収める」という感覚が拭えず、そしてその為にはファインダーが必要なのである。

 

一方で40mm。だいぶ前の記事で書いた記憶があるけど、この画角を僕は「絵葉書のような画角」と勝手に思っていて、どんな場所にいても、周りにある何かをちょうど良く収めるのに向いていると思っている。その名の通り絵葉書のようにピッタリ長方形を切り取ることが出来るのでファインダーがあろうとなかろうと関係ない。以前長らく愛用していたFujiのX-E3とXF27mmF2.8(換算40mm)が正にこれに当たり、この組み合わせの時はファインダーを使わなくても心地よく写真が撮れたことをよく覚えている。うーん、そんなことを書いていると、この組み合わせを買い戻しても良いような気がしてくるから怖いけど 笑 言ってしまえば、この時の使い心地とGRの速射性、コンパクトネス、両方を兼ね備えているであろうことからGR3xは僕の胸に刺さったのだと言える。

 

そんなわけなので、GR3xに問題がなければ、オリジナルGR3は手放すことになるだろう。

 

最後に、二年前くらいに撮った40mmショットを数枚。散漫だけど、そのままハガキにして歌詞でものせてみたい感じがやはり好きである。

 

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