Konica Big mini レビュー
当たり前のことだけど、テクノロジーは日々進化している。カメラはその代表格、かどうかはわからないけど、フィルムからデジタルへの移行はその変遷がわかりやすい。
前回の記事で、1989年発売のKonica Big miniというコンパクトフィルムカメラを購入したことを書いたけれど、購入に至るまで様々なフィルムカメラを物色した。そして、これも当たり前と言えば当たり前なんだけど、フィルムカメラは90年代後半から00年代初期までは普通に写真界における主力だったことを改めて思いしらされた。Big mini F 1997年発売、とかいう記事を見ると、つい最近のことのように思う。歳とるはずだなあと。
さてさて、感慨に浸りつつ、Big miniの現像があがってきたのでレビューしてみたい。今回は全てLomographyの期限切れカラーネガによるものだ。
どうだろう?フレアが半端なく出ているが、これぞザ・フィルム写真という感じだ。悪くない。
なんか、普通に良く撮れちゃってる。
逆光だったのでフラッシュを当てて。空の色はロモっぽいかな。
この辺になると、誰がロモだとわかるだろう?何の問題もない。
夜景も雰囲気が出ている。
好きだなあこれ。
E3が昭和にタイムスリップしたかのよう。いや、一応平成のカメラなんだけどね。
ディティール、黒潰れがどうした。この空の色で十分だろう。
惜しむらくは、この日付、2019年までしか入らないらしい笑 オリンピックは撮れないな。
結論。Big miniは、初代から全然使える写ルンです的カメラだということがわかった。あまりに酷かったらすぐ後継機買って売っぱらう予定だったが、マイ愛機のラインナップ入り無事合格笑 これを機に、後継機も含めて程度の良い個体掻き集めようかな…(煩悩)
最後に…上の二つのショットをE3で撮ったもの。技術の進歩って凄いね。我々はこれを、過去の偉大な技術者達に感謝しながら使わなければならない、とフィルムを使うたびに思う。過去があるから今があるんだなあ。