ちょっぴり夜スナップ with XF18mmF2
皮肉なもので、それなりにフォトジェニックな場所へ、しっかりとした撮影スタイルで赴いた時よりも、買い物ついでか何かの時に小さな単焦点を小脇に抱えて行った方が良い写真が撮れたりする。ここで言う良い写真というのは、被写体云々ではなく、自分の納得のいく構図、色が出せた写真のこと。気負ってないのが良いのかもしれない。
今日持ち歩いたのは、本当に久しぶりのXF18mmF2。ボディはE3。見た目がかわいらしすぎて、これだけで写欲が湧くというものだ。
準広角の23mm(換算35mm)は本当に使いやすいレンズだけど、一方マンネリにも陥りがち。そんな時、いつもは使いづらいはずの18mm(換算27mm)が新鮮味を与えてくれる。シャドウを効かせたこういうショットは好き。
これは何でもないショットだけど、18mmの広さが嬉しくなる時。夕方〜夜はVelviaの使い勝手が良い。
こういう構図は18mmの得意とするところ。人が居たらなお良かったかな。
SS優先は滅多に使わないのだけど、久しぶりに。
いわゆるマジックアワーと言うのか、こういう時間帯に撮るのがすごく好きだ。E3と18mmF2という一見フィルムカメラみたいな出で立ちでのちょっぴり夜スナップは楽しい。
各所で、色収差や周辺流れなど、色々と指摘の多い18mmだけど、個人的にはこの無理をしていない感じがお気に入り。何でも修正されれば良いものではなく、状況に応じた素直な描写が素敵だし、35mmF1.4mm同様何とも言えず愛着を感じられるのは、Xマウント初期開発陣の熱の入れ具合によるものかもしれない。
新しく出る16mmF2.8も気になるけど、このレンズだけは無条件に愛用し続けたいと思う。